ムーディ勝山が“ニュージー勝山”に改名!?

お笑いコンビ・勝山梶勝山慎司が25日、東京・渋谷で行われたイベント後、
報道陣に対しムーディ勝山から“ニュージー勝山”への改名を宣言した。
かつてムード歌謡ネタでブレイクした勝山は
「嫌な思い出の方が増えてきたので改名します!」
と言い放ち、ポップな楽曲に乗せ新ネタを披露。

「右から左に受け流さない〜♪」など、
これまでのキャラを自虐的に綴った歌詞を披露し、
さらに自身が慕う先輩・ケンドーコバヤシを通じて「何とか番組にねじ込んで欲しい……」と、
仕事減に苦しむ切実な心境を明かした。

イベントでは即席の“生フィギュア”になり、新ネタを披露したムーディ
ニュージーランドの魅力を伝える『ニュージーでつくろう、ニュー・ジブン。』
キャンペーンのイベントに、芸人の須藤謙太朗
タレントの原万紀子と共に登場した勝山は「ニュージー勝山です!生まれ変わりました!」と、
まるで衆院選に出馬する候補者ばりに猛アピール。

そして「今のお笑いは、短い方がいい」と 1分半の新ネタを集まった観客に披露し、
「手ごたえはバッチリ。すべてをさらけ出します!でも、
困ったら一発屋芸人の先輩・HGさんの“セイセイセイ〜” を拝借します」と語った。

2007年には「寝る間も無かった」ほど多忙な日々を過ごしていた勝山だが、
現在は「2か月で営業が4本。
30万円払っていた家賃も、今は払えないので 10万円まで下げました」。

外見は“公園焼け”し、半ズボン姿の清々しい格好だが、
1日で一番過ごす場所を聞かれると「今は公園ですかね。
ハトにエサをやっています。テレビ?
“レッドカーペット”や“エンタの神様”は心が痛くなるので観られないですね…」と暗い表情をみせた。

芸歴9年の勝山の同期には友近
モンスターエンジンらがいるが、目下頼みの綱は「上京後、親しくなった」といい、
エロや格闘技ネタを織り交ぜたトークが人気のケンコバだという。

「ご飯はもちろん、相談にも乗ってもらっているのですが、
1度コバヤシさんが司会する『キャンパスナイトフジ』(フジテレビ系)への出演もねだったんです。
でも『まだ早いよ』と一蹴されました。
僕、今なら何でも出来るしテレビに出たいんです。
何とかなりませんかね…」と若手記者にすらすがる勢い。

またケンコバが、勝山のスカスカなスケジュールを知った上でメールや電話でいじる事を
ストレス解消法の1つとしていることを周囲から聞かされたというが「今の立場では何も言えない。
とにかく、声をかけてもらえるだけ、ありがたいです」と複雑な心境を明かした。

最後には芸歴9年の勝山らしく、
現在ブレイクしている若手芸人へのアドバイスとして「今だけにならないように。
特に、1つの番組だけでキャーキャー言われているキャラ芸人、
マジで気をつけた方いいよ」と真剣な眼差しで忠告。渋めのキャラから一転、
見ていて明るくなる陽気な笑いを武器にした勝山の“逆襲” がこれから始まるかもしれない。